発達凸凹/発達障害と歩む

「はい」は1回?返事の仕方を変えて怒られないようになる

明日は雑誌もってきてね

はい。はい。

よくある会話ですが、これが先生とか目上の人だったりすると、「『はい』は、1回!」としかられた人もいるかと思います。

感情表現がヘタな人ほど、「はい。はい。」はうまく伝わりにくいです。元気良さ(多くの聞き手にとってヤル気)が表れやすく、声のトーンが強くない返事はやる気がないように感じてしまうためです。

本人のやる気とは関係なく、ただ声が元気に聞こえるかだけですが、感情表現がヘタな人には苦手なことです。「生返事」や「気の無い返事」と言われて、本人の想いとは違う受け止られ方をします。

「はい↓」って1回で返事しても、相手が期待してるのとは違うため、ダメだったりします。

体育会系というか元気のよい人には良いですが、別の返事のしかたを覚えた方が印象が良くなり、怒られにくくなります。

オウム返しで確認

言われた最後を、少し変えてオウム返しする。

あしたノート忘れないでね

ノート忘れない
(ノート忘れません)

お願いや確認の相手の言葉の最後をすこし変えて返事します。

繰り返したり、語尾が下がった発音だと、「はい↓」とおなじようにやる気なさそうに聞こえます。

しかし、話を受け止められてる、返事が自分の言ったことにとわかり会話の満足度がすこし上がります。これだけで、怒られる可能性が大きく下がります。

ときどき、最後のことばがお願いの会話でないこともあるので注意。

あしたゲームもってきてね。やりたいんだ

やります。

いや、違うだろって言いたくても、言葉の識別力が低い人や、パニックにならないためにパターンで会話してる人だとやりかねない失敗です。

オウム返しは、よい印象を与えやすいので、「はい」と答えるよりおすすめ。

  • 会話に関心をもってくれている、内容がわかっていると、よい感情をいだきやすくなる
  • 自分の声で、自分の再確認になる

自分の声の再認識は大切です。人は、自分の言った言葉を、自分で聞いて認識します。自分の言葉で、再認識して忘れにくく、会話を整理できるメリットがあります。

「はい」の一言は、認識して会話するには短すぎる2音です。繰り返しやすいひとは、自分の声をうまく認識できてない時もあるのかもしれません。

さいごに

「はい。はい。」と言われたことに、反応してしまいがちなヒトです。「一回」と指摘するより、すこし発想を変えることで、おたがいに幸せになれる気がします。

「返事は、短く、元気に『はい』の一言」と言って怒る人もいます。期待するとおりの声で返事しないと怒られるので、感情表現が苦手な人には天敵かもしれません。

会話の仕方を、「はい」から、オウム返しに変えるだけで、うまくいくなら良い会話術だと思いますがどうでしょうか。

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